娘が「男の子」になる日まで①~急に歩けなくなった日~

2021年4月29日5分で読めます,LGBT,子ども

こんにちは、ひみです。船橋の今日は、日差しは暖かいけれど、時おり「ビュ~ッ」と強風が吹いています。息子は野球の自主練習に出かけて行ったけれど、寒くないかな。子どもって、元気ですよね。細胞が新鮮だから当然か。うらやましい限りです。

さて、今日はタイトルの通り、わたしの娘について書きます。娘は13歳、中1です。今はまだ、「性同一性障害」の診断は付いていませんが(来月初めて、予約している病院を受診します→受診レポートはこちらをクリック)、娘自身の性自認は「男性」だそうです。

どのように娘が私にそのことを教えてくれたかと言うと…娘は数年間、面と向かってそれを言葉では言えなくて、おそらくそのストレスから「急に歩けなくなる」という身体症状を呈し、その治癒にいたるまでの入院期間中(8日間)に私にそのことを言葉にして伝えてくれました。

今日は第一回目の①~急に歩けなくなった日~のことを書きたいと思います。

全何回まで続くのかはわからないのですが…。娘がLGBTFTM)を私にカミングアウトしてくれてから変わったことや変わらなかったこと、学校関係の手続き(制服、トイレの利用など)、娘の心境や私の気持ちの変化などを記録に残すとともに、そういったリアルな情報を必要としている方に届けばいいな~と思っています。

今は、LGBTに対する認知や理解が急速なスピードで広がりつつある時代だと思います。当事者の親としては、この流れをさらに加速する一助になりたいですし、娘が将来仕事を選ぶとき、人生のパートナーを選択するとき(選択すると決まってはいませんが)、娘が生きていくうえで、この世界が娘にとってLGBTではない人と同様であってほしいと心から願うからです。

そのためには、「興味がないから意見がないよ、関係ないよ」という人たちをこちら側へお誘いして、ぜひ一緒に世界がこれからどう変わっていくかということを自分に関係があることとして、とらえてほしいと願っています。

きれいなたくさんのライト
チームラボにて

一昨年の秋、娘(当時小6)が通う小学校の担任の先生から、私の携帯に電話がかかってきました。

学校から電話がかかってくるということは、熱でも出たかな?と思いながら電話に出ると、「〇〇さん(娘)が給食を戻してその後保健室で休んでいたのですが、今話をしたところ、歩けないと言ってまして…足が痛いとかどこかにぶつけたとかそういうことではなく、ただ足に力が入らないと、歩けないと言ってます」と先生がおっしゃいました。
先生も、少し困惑している様子が電話ごしに伝わってきます。

私は仕事中だったので、ちょっと先生の言う意味が良くわからないながらも(歩けないってどういう事?)、「では祖父にお迎えに行ってもらいますので、よろしくお願いします。」と伝え、私は父に「〇〇が給食を吐いて、今歩けないって言ってるらしいからお迎えに行って~」とお願いして、その日の仕事が終わってすぐに父に電話をして「どうだった?」と聞いてみました。

父「いや~、〇〇ちゃん、学校に迎えに行ってもまだ歩けなくて、なんか足が動かないんだって。だからおぶって車に乗せてさぁ、お前の部屋の2階まで階段もおぶって上ったんだよ~。とりあえず布団を敷いて寝かせたからね。」とのことで。

えぇ…娘大丈夫なのか?!とすぐに娘に電話をしてみると、いたって元気そうな娘が出ました。

私「〇〇、足どうした?大丈夫なの?熱あるの?」

娘「熱もないし、給食吐いたら気分がスッキリしたよ~、でもその代償に足が動かなくなったみたい」と笑って答えるではないですか。ど、どゆこと??

「とりあえず、急いで帰るから、あとでね!」と電話を切り、一目散に帰宅。帰宅すると娘は布団に横になってはいましたが起きていて、熱もなければ気持ちも悪くないそうで。

足を触れば「感触」はあるし、足の指は動かせるのです。どこも痛くないのに、両足に一切力が入らず、立つことができない。私につかまらせて、起こそうとしても、やっぱり踏ん張ることができないので立てない。私の脳裏にまず浮かんだことが、「トイレ大丈夫?」でした。

トイレまで肩を貸し、とりあえず自分自身の気を落ち着けようとする。。。でも落ち着けるわけない!だって、怪我したとかでもなく、足に力が入らないって意味不明…。なにか重大な病気の兆候かもしれない…とネットで色々調べてみるけど、不安になる一方で。

両親に電話して、「心配だから今から救急車を呼んで病院に連れて行くから、〇〇(下の子)を見ていてくれる?」とお願いし、ほどなくして両親が来てくれて、その後救急車が到着。

倒れてうごけない人

救急隊の方に今日の学校の出来事からの経緯をお話し、夜8時頃に病院に到着しました。とりあえず血液検査をしたところ、異常なし。当直医の先生は、「そのうち歩けるようになると思うけど、トイレも自分で行けないとなるとおうちに一人でいても困るでしょう。入院しますか?」と。

私は日中はフルタイムで仕事ですし、両親とも別居、弟も小学校があるので、入院させてもらいました。

直属の上司に連絡して、翌日からしばらく休暇をもらいました。その段階では、これからどうなるのか全く予測ができず、救急の当直医の先生が「そのうち歩けるようになると思うけどね」と血液検査の結果を見ておっしゃったということだけでは、安心もできませんでした。

その日は入院手続きをして帰宅し、下の子と二人で眠りました。なぜ歩けなくなったんだろう…布団の中でもネットで色々と検索して調べて、疲れていつの間にか寝てしまいました。

続きは「娘が男の子になる日②~病院のベッドの上で話してくれたこと~」に続きます。

ではでは、明日から2月、今日も暖かくしてお過ごしくださいね。

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2021年4月29日5分で読めます,LGBT,子ども

Posted by ひみ