【呼吸法】朝の体操【ラジオ体操第一】を最も効果的にするためのコツ

こんにちは!ひみのブログに来てくださってありがとうございます。
皆さん、ラジオ体操してますか~?
私が働いている会社では、毎朝、「ラジオ体操第一」を朝礼の前に行っています。
今日は、ヨガ歴20年以上の私が、「ラジオ体操第一」の呼吸をどのようにすればもっとも安全で効果的になるのかお伝えします!
「ラジオ体操第一」 動画
日本人なら知らない人はいないであろうラジオ体操。
その「動き」については動画などを見ながらできることですが、「呼吸」はどうすればいいの?って思ったことありませんか?
基本的には「自然な呼吸」が出来ていれば問題はありません。
つまり、動きに気を取られて無理のある呼吸になっていたり、呼吸が止まってしまっていなければ大丈夫です。
そこからさらに一歩進んでみましょう!
「身体の動きに合った呼吸」を意識し実践できれば、いつものラジオ体操がよりよい影響を身体と心に及ぼしてくれるのです。
せっかくの運動です。 同じ時間を費やすのなら、より安全でより効果的にできたらいいですよね。
ラジオ体操は毎日している方もたくさんいらっしゃいます。それならばなおさら、呼吸を意識しないでただ身体を動かしているのは本当にもったいないことなんですよ。
「呼吸法は難しいのでは…」と心配する必要は全くありません。
私も、細かくお伝えするつもりもありません。
実は、「身体の動きに合った呼吸」って、とってもシンプルな原理でだれにでもすぐに出来るんです。
ではまずは早速、「ラジオ体操第一」を見てみましょう!
はい! いつ聞いても懐かしいラジオ体操第一ですよね。
この動画は、会社でいつも見ている動画とは違い、動きがテキパキしていて速くて、若い人向けの印象です。
特に上半身を大きく回すところなどは、マイペースで無理はしないことが大事です。
この動画では2回回すところを、1回にしても全然OKです!
むしろ早く動いて呼吸がおざなりになってしまうより、ゆっくりと動いて丁寧に呼吸する方が断然良いと思います。
「ラジオ体操第一」の呼吸法をお伝えする前に、呼吸の基本からいきましょう。
呼吸の基本は「鼻から吸って、鼻から吐く」。

動画の女性は時々口が開いていますが、できるだけ口は閉じて、「鼻呼吸」を心掛けましょう。
運動や体操のときに関わらず、日常生活のなかでも「呼吸は鼻から」が基本です。
鼻から空気を吸い込むことにより、鼻毛や線毛というフィルターを通過した空気はチリやホコリ、そしてウィルスなどが除かれます。
さらに、細長い鼻腔を通ることにより、適度な湿度と温度を得ることができ、人間の身体にとって「優しい」空気になってから肺へと送られます。
対して口から空気を吸い込んだときには、鼻呼吸のようなフィルターを通さないまま、空気が気道に侵入してしまいます。
そのため、細菌やウィルスに感染するリスクが高くなりますし、湿度や温度も「外気そのまま」で入ってくるため、人体にとって「優しくない」のです。
無防備に口から空気を吸い込まないように、運動や体操のときにも無意識に口が開いてしまわないように意識しましょう。
鼻がつまっている時や、逆に鼻水が出る時などは鼻呼吸ができなくて口呼吸になってしまうときもあるかと思いますが、呼吸の基本は「鼻から吸って、鼻から吐く」を意識して実践するようにしてください。
今はマスク生活で、鼻呼吸だけじゃ苦しいときもあり、マスクなしのときよりも口で息を吸い込む機会が増えてしまっていると思います。
早くコロナが落ち着いて、マスクなしで思う存分笑ったりしたいですね。
「身体の動きに合った呼吸」とは?

「呼吸」は人の生命活動維持に欠かせないものですが、そんなすごいことを人はいつも「無意識」にしています。それでも問題なく生きていけているのは、心臓や肺が人の意志とは関係なく活動してくれているからです。
カラダ、いつもありがとう!です。
人はリラックスしているときは呼吸が深く長くなり、緊張やストレス下におかれたときには呼吸が浅く速くなります。
深い呼吸と浅い呼吸、リラックスと緊張をコントロールすることも、意識的な呼吸法の訓練で可能となります。
「リラックスしているとき呼吸が深いのだ、それなら意識的に深い呼吸をすればリラックス効果を得られるはずだ」という感じです。
「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しくなるのだ」(ジェームス・ランゲ説)のように、どちらが先なのか論争はいったん置いておいて、深く関連しているに違いないふたつのことを利用して、人にとってより良い状態を作るっていうことです。
話が逸れてしまいました。
「ラジオ体操をするときの呼吸はどうすればいいのか?」を考えた時、ラジオ体操に限らず運動全般に言えることは、身体の動きに合った自然な呼吸を保つということです。
具体的にどうすればいいのかを次にまとめます。
まとめ:ラジオ体操のときの呼吸はこれをするだけでOK!
呼吸は、「吸う」そして「吐く」、基本的にはこの二つの動作で成り立っています。
ヨガの呼吸などは、その間に「止める」を入れる呼吸法などもありますが、運動しているときには呼吸は決して止めないことが重要です。
「吸う」と「吐く」、この二つを「動作に合わせて自然にやる」、これこそが運動時に適した呼吸となります。
具体的には、身体を縮めるときに吐き、身体を広げるときに吸います。ただ、それだけなんです。
深呼吸をしてみましょう。
息を吸う時、空気をため込む「肺」は大きくなります。そのときに胸を開きます。つまり、肺が開きやすい態勢のときには、息を吸うのが自然なんです。
逆に、息を吐くとき、「肺」から空気をなるべくたくさん押し出したいんです。押し出す量が多ければ多いほど、次に吸う時に新鮮な空気をたくさん吸い込むスペースが生まれるから。
身体を折りたたむ前屈系の動作のときには、息を吐きながら行うのが自然ですね。
吸う→胸を開く後屈系の動作
吐く→前屈系の動作
でも、ラジオ体操の動作は上記の前屈にも後屈にも当てはまらない動きがたくさんあります。
そのような時には、腕の動きがヒントになります。
腕を上げるとき→吸う
腕を下げるとき→吐く
ラジオ体操第一の最後に出てくる深呼吸の時も、腕を上げながら吸って、下げながら吐いて、です。
本当にざっくりですが、吸って、吐いてを意識しながら、決して呼吸を止めないようにする。
前屈のときは吐く、後屈のときは吸う。
腕を上げるときは吸う、腕を下げるときは吐く。
ジャンプのときは、自然な呼吸でOK。
呼吸するときは常に「鼻呼吸」、口はしっかり閉じましょう。
※でも苦しいときは無理しないで!もっと空気が必要だと思ったら口から吸って大丈夫です!
これを意識するだけで、毎朝のラジオ体操がもっともっと身体に良い影響を及ぼします。
何歳になっても元気な身体で笑顔で生きていたいですね!
皆様のご健康をお祈りしてます!
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